6月2部例会を実施 
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 6月27日(土)2部例会を文化センター203研修室で実施しました。一人一つのテーブルで間隔を空けて座り,マイクを使用し,参加者はマスク着用,講師の前に透明な衝立もあります。 窓を開けて換気してちょうど良い気候ですが,これから暑くなって窓をあけておくのは大変かも。
 マイクは講師用と,受講者が読むときに使うマイクと2本です。受講者のマイクは順番に回す際にアルコールのペーパータオルで除菌します。例会終了時には,テーブルもアルコールで除菌します。


 各自治体の新型コロナウイルスの情報
山形県   米沢市   南陽市   高畠町   飯豊町
山形市   厚労省
 ! 解読に挑戦しよう その2 ! 
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 次の文書も,ある方から預かったものです。出だしが「華筆拝見」とあるので,華筆拝見文書と名づけておきます。
解読に挑戦し,誤りを恐れず掲示板に投稿して下さい。画像をクリックすると大きく表示される(はず?)





   鷹山のエピソード

 「国政談」の著者竹俣当綱は天明2年に失脚した。当時,糠野目口番所勤めの吉田綱富の日記には次のように書かれている。
「天明2年10月29日,暮半時,御役所より飛脚到来,書面来る、竹俣美作隠居の段、これにより(広居)図書壱人にて御政事取量申候段申来る、左の通
一筆申達候、然ハ今日、竹俣美作不届之儀ニ付、隠居被仰付、依之右代り不被仰内ハ図書壱人にて御政事被取量ニ付為承知右旁申達候様被申候、恐々謹言
  十月廿九日   御役所
   糠野目 御番所

 この当綱失脚を本人に告知したのは、当綱の盟友であった莅戸善政である。江戸の鷹山から命ぜられ小姓頭の善政が米沢に下向して告知した。その様子は,杉原謙「莅戸太華翁」に書かれている。
 初め当綱は鷹山の聡明を輔翼し献替するところ枚挙にいとまあらず、十余年大小の機務ことごとく委任を蒙り、殖産興業の端緒をも発するに至った
 しかし晩年に及びて事を恣にして驕慢の所為一にして足らず、遂に家国の法典に許容すべからざるに至った
 然れども当綱の権勢内外に及び、当局の役人率ね当綱党にして容易に手を下すへからず、鷹山は江戸に於いて深く善政と評議の上終に翁をしてその任に当らしめらるることに決し、 天明二年の冬表面は公の実子顕孝公を治広公の順養子に定められたる御悦を重定公へ申し上げる使者と称し内実は専ら当綱処分のため急に米沢へ御用下りを命せらる。


例会などの案内

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   会場はいずれも置賜総合文化センター
     2020年7月例会の予定
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 ★7月18日(土) 1部例会
   国政談 p127の8行目から
   増補旅使奏訓 p39の5行目から
   3階第3会議室

 ★7月25日(土) 2部例会
   式目 p675の6行目
   井蛙鄙談 p40の19行目から
   2階203研修室

   マスク着用を願います。

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  古文書研究会総会・例会について
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 7月例会は予定どおり実施します。

 ★ 2020年7月18日の1部例会
 ★ 2020年7月25日の2部例会

 会場は文化センターの,1部は3階第3会議室,2部は2階203研修室です。
                   (2020年6月30日記)
6月20日に実施した1部例会の様子です。一人一つの机で,マスク着用,講師の前にはお手製の衝立です。

  市立米沢図書館サポーターについて
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 市立米沢図書館サポーター活動として,古文書の解読,マイクロフィルムのデジタル化作業を行っていますが, 新型コロナウイルス感染予防のためサポーター活動の休止を継続し,6月いっぱい休止すると図書館より連絡がありました。 (2020年6月2日記)



   南陽市の白竜湖-国政談から-
米沢市の北にある南陽市赤湯の白竜湖は,昔は,この写真に見える一帯すべてが大谷地と言われる広大な湿地帯だった。 これが,水田造成のため排水され,残った湖が白竜湖と呼ばれているが,水深が低下し,これすら消滅の危機に至っている。 竹俣当綱の「国政談」には,次のように指摘されている。「北条郷赤湯村の沼は広く辺数十丁谷地にて浮島のごとく, この沼の水を抜き落として新田となせば万石もの収穫があると昔より言われているが,沼の水を抜けば,後にどんな害が 発生するか明らかにしがたいのであり,赤湯沼を新田に開発することはおそるべきことである」(p99~100)



白竜湖周辺は,以前は,低地でありながら高山の湿原植生と同じようなミズゴケ湿原にサギソウ,サワラン,トキソウなどの植物があり,とても貴重な場所だった。 今では,これらの植物は消滅し,白竜湖に繁茂する菱(ひし)は,白竜湖消滅の原因を作っていると言われている。 しかし,消滅の原因を作ったのは竹俣が指摘するとおり人間である。(なお,写真はいずれも2008年7月で,現在とはやや異なる。)

  「飯粮集」を読む

 「飯粮集」は,天明3年,米沢藩で編纂した救荒書だ。天三の飢饉と言われる天明3年の大飢饉に直面し,藩医を動員して食べられる野草などの解説書を作成した。  当時の藩主は上杉鷹山,鷹山は2年後の天明5年に隠居する。  「飯粮集」の20年後に,米沢藩では版木出版で「かてもの」を出している。「飯粮」も「かてもの」も同じ意味だ。
 この「飯粮集」は写本しか存在せず,必ずしも読みやすい筆跡ではないが,変体仮名が多く使用されているので古文書の勉強になる。  「『飯粮集』を読む」は,右ページに解読,左ページに原文を配置し,古文書の初心者の勉強に配慮した編集だ。  直接に飢饉による被害を記述した部分は少ないが,山菜の利用法は「ゆでさわし」が多く,天ぷらも塩漬けも困難な江戸時代の状況がしのばれる。
 1冊1000円,書店での販売はなく,21-2322高橋まで。



      [米沢古文書研究会の会費など]

会費 年3600円(他に教材費必要)
1部例会 毎月第三土曜日
   教材は,国政談(竹俣当綱)と増補旅使奏訓
2部例会 第四土曜日
   教材は,御代々式目と井蛙鄙談(せいあひだん)
原則として会場は,米沢市の置賜総合文化センター
(例会は8月は休み)
連絡先 岡崎(Tel 0238-23-0948)



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